腰痛のお話が続きましたので、今回は「腕」に注目をしていきたいと思います
腕の症状にも色々なものがありますが、その中でも日常生活のふとした瞬間に感じる、腕の痛みについてお話をさせていただきます。
ふとした瞬間に腕が痛い
こんな経験がある方いらっしゃいませんか?
・手をテーブルや床などについて立ち上がろうとした瞬間に腕が痛い
・洗濯を干そうと、かごの中にある洗濯物を上から取ろうとした時に腕が痛い
・洗濯バサミを開こうとした時に腕が痛い
別にどこかにぶつけたわけでもないし、何かの拍子にひねったような事もないのに何故…?と思いつつ、さほど強い痛みではなく、痛みの出る動作が終わると痛みも消えるので、今この記事を読みながら、「そういえばこの間」と思いだした方もいらっしゃるかもしれません。
腕(前腕)が痛い理由3選
腕の中でも前腕と呼ばれる手首から肘にかけての部分に痛みを感じた経験のある方、またパソコン作業等で腕の疲れが気になる方、以下のような原因が考えられます。
- 首や背骨への負担
- 前腕、肘の疲労
- 指の使いすぎ
腕(前腕)が痛くなるのは何故?
肘を曲げた際、肘の外側に出っ張った骨があると思いますが、この骨を上腕骨外側上顆(じょうわんこつそとがわじょうか)といいます。
この骨にはたくさんの筋肉が付着しています。
これらの筋肉は肘から手首、さらには指までつながっていて、主に手首や指を曲げたり、伸ばしたり、反らしたりする時に使われています。
手首や指は日常生活で頻繁に使われていますが、その繰り返しの頻度が高くなることで、前腕が耐えられなくなり、「痛み」として現れます。
IT化が進みオフィスでは電話よりメールが中心で一日中キーボード操作、仕事を終えるとスマホでSNSやゲーム、そして趣味のゴルフやラケットスポーツ、家事に至るまで、手首も指も休む暇はありません。
でもご注意を!放置しておくと何もしていなくても痛みが出る、夜間痛、痺れなど、肘や腕、指まわりのさまざまな疾患にもつながります。
また、肘にカルシウム沈着が起こり石灰化する事で痛みが増幅したり、関節部に滑膜障害が出る事で痛みがでるなどが起こる場合もあります。
日常生活やスポーツでの負担をそのままにしていると、その後の影響は強くなりますので、気になる方はお早めにご相談下さい。
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