今年も残すところあと2週間。
なにかとお忙しい方が多いようです。
忙しいとついつい身体の事は後回しにしがちになりますが、前から気になっている症状はスッキリさせて新年を迎えたいですね。
今回は長時間座っていると、腰が辛い!前かがみが辛い!そんな方にお伝えいたします。
こんな症状がある方…ただの腰痛ではない可能性も
同じ姿勢で長時間座っていると、一時的に腰が痛くなる事はよくあることだと思いますが、日頃から以下に当てはまる方は要注意!
- 立った状態から上半身を横に傾けると、傾けた方と反対側の股関節や腰回りが引っ張られるような感じがする。
- 左足と右足でふくらはぎの疲れ方が違う。
あるいは左右で足のむくみ感が違う。 - 背中も張ってきている。
長時間の座り姿勢が辛いのは何故?
腰が辛くて長時間座っていることができないのは、腰回りの筋肉が緊張して硬くなりすぎた結果、神経にも負担がかかってしまっている為です。
基本的に、神経は筋繊維の走行と並行しています。
この時に負担がかかっている神経は大腿神経です。
大腿神経は、腰椎から腰回りを通り太ももの前や外側の筋肉に繋がっています。
そして、大腿神経に負担がかかり、発症する痛みを伴う症状を大腿神経痛と言います。
大腿神経痛とは
大腿神経痛は、長時間の座り姿勢だけでなく、寒いオフィスにいる事が多い方、また過去にぎっくり腰や腰椎ヘルニアの経験がある方が、数年後に症状として現れるケースも多くみられます。
日常生活では前かがみの姿勢を続けないように注意してください。
前かがみになると、股関節が圧迫され、上手く使うことができず、結果的に腰に負担がかかります。
正しい姿勢は最大の予防策ですが、なかなか改善されない方は是非当院へご相談ください。
また似たような症状で、坐骨神経痛という症状もありますが、負担をかけている神経が違いますので、治療方法も違います。
坐骨神経痛だと思っていたら実は大腿神経痛だったというケースもありますので、気になる方は早めにご相談ください。
腰と股関節の痛みで来院された患者様ですが
大腿神経痛と判断し施術を行いました