3月、少しずつ日照時間も長くなり、花々の開花情報が話題にもなる時期になりました。
一方で寒暖差や気圧の変動も大きく、また生活環境が大きく変化する方も増える時期でもあり、身体に不調を感じる方も多い季節です。
身体の不調には様々な症状がありますが、今回はその中でも多くの方が感じたことがある症状の1つ「頭痛」についてお伝えさせていただきます。
たびたび頭痛が起きるのに異常なし?
風邪や発熱、二日酔いなど、原因があきらかな頭痛は対処もしやすいですが、自分では原因がよくわからない頭痛も多くあります。
度々起きる頭痛が心配になり、病院を受診。
MRI検査やCT検査を受けたが、特に異常がないとの診断。
処方された痛み止めの薬を飲んでもなかなかスッキリしない、といったような話も耳にします。
異常がないにもかかわらず、症状が改善しないのは何故なのか、余計に不安になりますね。
頭痛とともに起きる気になる症状
頭痛は単体で起こる事もありますが、問診でお話を伺うと多くの方が他にも気になる症状をお持ちです。
特に多くの方から聞かれるのは、吐き気・耳が詰まったような感覚・肩こり・首が動かしずらいと言ったような症状です。
こういった症状も頭痛の原因究明のヒントになります。
もちろん、病院での検査で異常がなかった、という事も大切なヒントです。
頭痛の原因は脳の異常以外にも
頭痛は脳の異常以外の原因でおこる場合も多くあります。
特に多い原因の1つが姿勢の悪さです。
姿勢が悪くなると、体勢を維持しようとするため、後頭部から首にかけての筋肉や神経が緊張します。
写真のように、ここには多くの神経やリンパ、静脈動脈があり、緊張によりこれらに負担がかかる事が、頭痛に繋がります。
姿勢の悪さは身体の歪みも引き起こします。
例えばテレワーク。
仕事に適しいない環境で無理にパソコン操作をする状況が増え、悪い姿勢のままパソコンの前で長時間を過ごすなどにより、少しずつ身体の歪みが起きてきます。
身体に歪みが出てくると、筋肉が緊張したり疲労していきます。
更にこれが自律神経の乱れや血行不良を引き起こし、頭痛に繋がります。
頭痛の原因は多岐にわたり、判断が難しい事もあります。
なかには緊急性の高い頭痛もありますので、医療機関の受診も重要です。
その上で、気になる症状がある方は是非一度ご相談下さい。